Monday, June 22, 2009

ブレンダンとケルズの秘密


行って来ました。
結構小さな映画館で、人の入り具合もまばらでした。まぁ英語で字幕なしという所で¥1200払おうという人は少ないんでしょうね…。
なんとなく英語版のショーリン・ショウダウンとかドイツ語のバンパイア・スクールとか見ていたせいで理解できているような気になっていましたが、甘かったです…。
状況説明の台詞が結構多くて分かりませんでした。しかし映画館で会ったスカポン太さん、だいすけさん、新田真子さん、k-なっとうさんとファミレスで話していたらなんとなく分かりました。

ケルズの書については付け焼刃で調べて行ったのですがあんまり役に立たなかったです。大体ケルズの書の成り立ちについてはほとんど何も分かってないみたいですね。

聖コルム・キル(聖コルンバ)がアイオナ島の修道院で作り始めたとか、後にヴァイキングに襲われてケルズに逃れて新しく修道院を作りそこで完成したとか、実は未完成なのではないかとか。あるいは聖コルンバの没後200年を記念して作ったのではないかとか。実際に書いた人数もイマイチはっきりしませんし、完成までどのくらいの期間がかかったのかも分からないそうです。

でも、調べたことが映画の中に出てきた所もあってちょっと嬉しかったり。

映画のストーリーとしてはそんなに複雑でなくて、ケルズの修道院にアイオナからブラザー・エイダンが逃れてくる、という所から始まります。そのエイダンが後のケルズの書を持って来て、主人公のブレンダン少年が写本装飾の魅力に引かれて手伝うようになる…。というものです。
ヴァイキングも登場するのですが、怪物みたいな恐ろしいものとして描かれていました。ヴァイキング好きの私としても襲われる側としてはこんな感じだったんだろうなぁと、非常に感情移入して見られました。

しかし、一番良かったのはやはりアシュリンですね~。声優さんも上手いですし何より演技がかわいいです。
動きもしなやかで素早く、妖精っぽさが出ていました。ただ出番がちょっと少ないかなぁと思いました。

ラスト近くは本当に切ないというか人間のはかなさのようなものを感じてしまいました…。
作った人は何時か忘れ去られてしまうけれども、本当に素晴らしい芸術は1000年たっても多くの人を感動させ続ける…。(この辺は勝手な感想です)

しかし、コレほんとに英語が分からないのがもどかしいです…。
でもかなりおすすめですね。なんだかもう一回見に行きたい気分です。しかし行くとしたらラスト金曜日なのですが、時間がかなり厳しい…。17:50からって早くない…?



アシュリン練習中。

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