Monday, August 04, 2014

「アナと雪の女王」見た。

DVD発売後にもまだ劇場でやっていたので、遅ればせながら「アナと雪の女王」を見て来ました。
結論を言うと、「四ヶ月前に見とくべきだった」ですね~!!

ネタバレ全開で行きますのでよろしく。

まず素晴らしいのは氷の質感などの映像面です!
特にエルサが氷の城を作るシーンは圧巻でした!
私はほとんどPVなどを見ていなかったので特にびっくりしました。
そしてシリアスな話に笑いをくれたオラフのキャラクターもよかったです。
音楽もいつもながら最高でした。英語版と吹き替えとを見たのですが、吹き替えの歌もよかったです。
エルサが谷に氷の橋をかけていくシーンは美しくも非常に悲しいシーンで、劇中最も切ないところだと思いました。あの橋を渡ることは人ならざるものになることを示唆しているのかと感じました。
自分を孤立させ、「善も悪も関係ない」と自由に生きることは、破滅に至る一本道だと言うのに、ものすごい開放感を感じさせ、考えさせられました。

 見ていて思ったのは、ディズニーアニメのプリンセス物の定型を崩してきているなぁと言うことでした。
例えば、私はひねくれているので「あ、ここで感動させようとしているな」と思うシーンが必ずあるのですが、そういった「いかにも」な演出がなくなってる印象を受けました。

また、演出面でところどころギクシャクしているようにも感じました。
感じたところをあげてみると、
●両親の死があっけなさすぎる。
もうちょっと悲劇的にしても良かったのではないか?しかし、悲劇は突然やってくると言うことを表現したかったのかもしれないし...。そうだったら残された二人の悲しみをもうちょっと表現して欲しい気もします。
●オーケンの店の納屋でクリストフが泊まるのはおかしく感じる。
オーケンに放り出されたのに納屋に泊まらせてもらうのはおかしくないだろうか?会話に納屋に泊まってもいいと言うことを入れるだけでいいのに...。
●ハンスの豹変
確かに裏切りは突然なのだろうが、観客には示唆しておいて欲しかった...。
●行動を提示されるけれど正解ではない
トロールのところへ行けば...→直らない
ハンスとキッスすれば...→出来ない
クリストフと...→しない
といった流れに肩透かしを食らいました。
ただオラフの「自分より人のことを考えるのが愛」という提示はされてるんですよね。
そこらへんの演出によるわかりにくさがちょっとこれまでとは違うのではないか、と思いました。
 以下は、ほぼいちゃもんです^^;
●60メートル落ちても下が新雪なら大丈夫なのだろうか...
●ウェーゼルトン公爵が「謎に満ちた豊かな国、アレンデール」と言っている割に主な交易品が出てこない。
● ウェーゼルトン公爵以外の賓客の影が薄すぎて...。
●夏の自然が凍っていくシーンが欲しかった。

あとグッズが女性向けばっかりでつらい...。
とりあえず、絵本とビジュアルブック、「THE ART OF FROZEN」を買いました。
「ありのままでだいじょうぶ」と「THE ART OF FROZEN」はオススメです!!
DVDも買ったし、サントラとかディズニーインフィニティのフィギュアも買ってしまいました...^^;
ドールも出来がイイのがありますけどさすがにそこまでは買えないですね ...^^;
プラッシュならいけるかも!!いやいや...。

3 comments:

okra said...

なにこれ左下のすっごい好みの絵柄なんですけど!

冷雨 said...

これは、両側が表紙の絵本で、エルサの視点からのと、アナの視点からと両方から「アナと雪の女王」が語られています。絵を描いているのは、ジョーイ・チョウです。ちなみに洋書(Anna's Act of Love/Elsa's Icy Magic)だと凄く安いです...。

okra said...

ありがとうございました。
amazonだともう新品は無いんですね。
バーバラ・J・ヒックス版も気になるので合わせて探してみます。