Thursday, December 16, 2010

アンパンマン引き続きはまり中



 図書館に行ってアンパンマン関係の本を借りてきました。
「アンパンマンの遺書」は作者のやなせたかしの自伝です。
ですのでアンパンマンに関しては最後のほうに少しだけ出てきます。
しかし、やなせたかしはそれまで色々な仕事をしてきて「自分の方向性が決まらない」と感じていたようです。
経歴を見ると全然不満に感じるようなところは無い、と傍目には思えますが…。

 初めてアンパンマンの絵本が出版されたのは50歳をすぎた頃でした。
しかも、はじめは編集の人に「あんな物はもう描かないでください」と言われたそうです。
それがここまで人気になるとは面白い物です。
私はなんとなくやなせたかしにとってアンパンマンは人気になりすぎて、重荷になっているんじゃないかと思っていたのですが、そんなことは無く「自分の子供のように愛しい」と言っているようです。

「アンパンマン大研究」はアンパンマンが好きな中学校の先生が生徒の質問に答えるという形の本です。
一問一答の形式で「やなせもひとこと」という作者からのコメントもついているものです。
これは独特のゆるさがあって楽しいです。
たとえば、
「アンパンマンの名前は、誰がつけたのですか?」
という質問に、研究者は、
「アンパンマン自身です」
と答えているのに対し、やなせたかしのコメントが
「でもね、ほんとうは作者の僕かもしれないね」
とか…。
そしてアンパンマンの設定自体もがっちり決まっているのではなく、わりとゆるいようです。

「アンパンマン伝説」はアンパンマンの誕生から軌跡を追うという物です。
これで大体判るかなぁと思ったのですが、結構絵や写真が多くてあっさり目でした。
ただ、キャラクターの発想や作者がどう考えているかが判って興味深かったです。

そんなこんなで結構深い話あり、シュールな話ありのアンパンマンワールドにどっぷりはまり込んでいます。
しかし、キッズステーションは初期の話ばかりリピートでロールパンナはおろかメロンパンナさえ誕生していない…。

2 comments:

鳳雛 said...

こんにちは!鳳雛です。
久しぶりに遊びに、こちらで書き込みをさせていただきます。

ここ半年ほど、だいぶ迷走してたもので・・・。(ーー;)


 最近いかがですか。
pixivでもアンパンマンでいっぱいになっていましたね~。

そういえば僕も10年前に「波乱万丈」という番組で、ゲストでやなせたかしさんが主演されてた回を見ましたね
さすがに内容は忘れてしまいましたが・・・。

ビデオにとってあったけど、そのビデオもどこへやら。w

冷雨 said...

鳳雛さん、こんにちは~!!
お久しぶりです。
最近はすっかりアンパンマンにはまってしまって…^^;

やなせたかしは結構色々な仕事をしていて、デザイン、TVやラジオ、舞台などの仕事をしていたようです。
その間に、家を建てたりしてバリバリ仕事をしているように私には見えるのですが、満足していなかったと言うところで、興味深いと思いました。
いかに、満足のいく仕事を見つけるのが難しいか、ということなのかなぁと思いました。